老舗旅館で着物を着てお食事の配膳

わりと歴史のある旅館にて、少人数のグループから100名以上の団体様、またはツアーのお客様のご夕食会場の準備、配膳、後片付けが主な仕事内容でしたが、
地元の方たちの法事や結婚式が入ったりすると午前中から準備を始めることもありましたし、どうしても人手が足りない時は朝食ビュッフェの担当をすることもありました。

朝食ビュッフェ以外は準備の段階から既に着物を着用しています。
私はもともと着付けの知識はありましたが、働き始めてからと前とでは着付けにかかる時間は半分以下になりました。
従業員用の寮から旅館は少し離れていて送迎バスに乗って出勤するので、始業時間までに素早く着付けを終わらせなくてはいけなかったからです。

会場ごとにメンバーが振り分けられ、リーダーになる先輩方は母親と同年代の方が多く、厳しい方もいれば娘のように可愛がってくださる方もいました。
一番大変だったのは年末に進学校の合宿があり、朝・昼・晩と毎食予定が入っていたので、交代とはいえかなりハードなスケジュールが続き、
それが終わるとすぐに年末年始の一年で一番忙しい数日間!寝坊しないかヒヤヒヤする毎日でした。

一番記憶に残っているのは結婚披露宴を担当した時で、着物もいつもと違うものを着て料理も配膳の流れも何もかも違う中で緊張しながらも、
この特別な日を絶対に成功させなければ!と気合いも入りました。
そして、同じ頃に同じぐらいの年の人達が沢山入ったので、寮ということもあってたまに誰かの部屋に集まっては色んな話で盛り上がりました。
期間限定のアルバイトでしたが、色んな経験、色んな人たちとの出会いがあり、とても記憶に残ったアルバイトのひとつです。